ものがたりとしての東洋医学その2 ~ 余地があること

いま一般に行われる東洋医学の治療は【治療家は治す側 ⇒ 患者は治される側】という一方向の関係性になります。

 

あなたは○○だから ⇒ ○○のツボに鍼をします。○○の漢方薬をお出しします、○○の食養生をしましょう・・・。もちろんそれは必要なことですし、そのままでいいと思います。

 

でも「それでは満たされない部分があるんじゃないの?」というのが僕の感じていることです。

 

・・・

 

僕は、東洋医学の本当に活かせる場とはそこではなく、河合隼雄さんの指摘されるような「コンステレーション」にあるのではないか?と思っています。

 

クライエントと共に夜空を仰ぎ、星を、物語を紡ぐような方法。

 

「ああすれば ⇒ こうなる」ではないからこそ、そこに「余地がある」のです。

 

クライエント自身が治癒に介在する余地。

そこから対話を深めていくことで、答えのない問いを通じて何かを見出す余地。

 

う~ん、まだうまく伝えらないのがもどかしいです・・・。

 

でも僕が魅力を感じるのはそういうやり方なので、そういう事を伝えたいです。

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