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★ のみ友通信 第93号 ★
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2020/12/22
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先日「2020年最後のお便りです!」
と、暑苦しい文章を送ってたばかりですが
もう一度お送りします(スミマセン…笑)
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これまで東洋医学について何十年もの間
考え続けてきたことが腑に落ちたんです。
「働きかけるレベルが違うんだ!」って。
その意味は後ほどご説明しますが
声を大にして伝えたいのは
いま東洋医学や多くの伝統医学
ヨガなどで盛んに行われている
「エビデンスに基づいた○○」
という方向性は、その価値を半減させちゃう!ということです。
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「えっ、何が悪いの?」
「科学に基づいて安心だし、病院でも取り入れやすいよね」
と多くの方が思われると思います。
僕も大切なことだと思っています。
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でも本当の価値は、そこではなく
現代医学のような
ああすれば⇒こうなるじゃない所に
あるのだという事に気づきました。
それが「コンステレーション」です。
いったいどういうことでしょう?
今日はそんなおはなし。
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● 目次
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・ なぜ東洋医学でよくなるの?
・ 編集後記
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● なぜ東洋医学でよくなるの?その1
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例えば「東洋医学・腹診」と検索すると
流派により様々な見立てが出てきます。
和漢・古典・チネイザン …みんな違う!
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しかも東洋医学の見立ては主観なので
先生によって見立てが違うんです。
現代医学からすると
到底信用ならないことですよね。
・・・
でも不思議なことは「それでもなんだかよくなっちゃう!」ところなんです。
その意味を深く理解しようとする時
東洋医学でよくなるというのは
現代医学的「ああすれば ⇒ こうなる」
ではない事が起こっているのだ。
という仮説が一番素直だと思います。
・・・
経絡を筋膜で説明したり
自律神経や免疫系などで説明するのは
意味のあることですが
それだけに還元しない別の機序。
僕はそれがコンステレーションを読み
対話することなのだと思っています。
(その2に続く)
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● なぜ東洋医学でよくなるの?その2
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東洋医学の様々な流派で
真逆の手法があるにも関わらず
皆なんらかの治癒が起こるのは
「コンステレーション的対話」
によると考えています。
河合隼雄さんや・ミンデルの著書
富士見幸雄さんからの学びと共に
様々な体験からそう考えるに至りました。
・・・
コンステレーションとは星を紡ぐこと。
星を見上げ= 様々な身体症状を俯瞰し
星を紡ぎ = つながりを読み
物語る = 対話する
そんな対話を通じて
現代医学と違うレベルでの
治癒が生まれるように思います。
・・・
別の言い方をすると
慢性的な身体症状とは
表現なのだということです。
現代医学の捉えるような
物理的レベルのトラブルだけでなく
その一段深い実存的レベルで
何かを物語ろうとしているのだと。
・・・
今日書いたようなことって
伝わりにくいだろうなと思います。
「この肝臓のツボを押すと治ります」
「冬の養生は○○を食べて」
という説明が伝わりやすいのは
よくわかります。
・・・
でも・・・いろんな体験を重ね
何度も何度も検証しながら
「やっぱりそれだけでなく、コンステレーションにこそ意味がある!」と確信を持てたので書いてみました。
何より、星の世界ではにぎやかな出来事が起こっている今日なので。
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● 編集後記
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コンステレーションについては
こちらのメルマガでも
河合隼雄さんの著書と共にご紹介しています。
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■本メールに関するお問い合わせ先
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Unplug-lab Japan 野見山 文宏&雅江
● 公式HP Body curiosity