「このツボを押すと一瞬で痛みが消える!」
東洋医学って、そんな神秘的な
魔法のツボを教えてくれる
イメージがありますよね。
僕もそんなことを期待していた一人です。
(北斗の拳の見過ぎ…笑)
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でも東洋医学を学んだ先にあったのは
「○○すれば ⇒ ○○が治る」という
機械操作マニュアルのような方法と
真逆の所に東洋医学の価値がある!
という気づきでした。
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逆に言えば「魔法のツボ」を声高に謳い
ゴッドハンドを誇示する人がいたのなら
それこそ「魔法の壺」を売りつける商法と
同じなのだと思っています。
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東洋医学のほんとうに素晴らしい先生は
自身の凄さを誇示するのではなく
神秘のベールで
煙にまこうとするのでもなく
謙虚に真摯にカラダに訊ね
耳を傾け、小さなトライアル&エラーを
自信をもってやっておられる人です。
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他者の治療でその手法を使うには
熟練の技が必要ですが
セルフケアの場面なら
「なんかいい感じか?」という指標を
活かすことが出来て、とても簡単なんです。
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そんなことをお伝えたくて
いろいろ発信をしているのですが
やっぱり「魔法のツボ系」のほうが
インパクトあるし、注目されるし
こちらはどうも人気がないし(笑)
いつも悔しいなぁと思ってました。
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でも、やっぱり僕は
「小さなトライアル&エラー系」
に確信をもってるんです。
それは鍼灸の勉強をしていた頃の
ある先生との出逢いがきっかけでした。
今日はそんなおはなし。
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● 目次
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・ のみ’s Bar「小さなトライアル&エラー」
・ 解剖学オンライン/7月開講
・ のみやま出没情報
・ 編集後記
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● のみ’s Bar「小さなトライアル&エラー」
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いつもは、読んだ本の紹介なのですが
今回も冒頭のお話の続きです。
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もう25年近くも前のことです。
当時、鍼灸の学生だった僕は
少しでも早く腕を磨いて、信頼される
治療家になろうとギラギラしてました。
素晴らしい先生という評判を聞けば
すぐに出かけて教えを請うたり
ほんとにお金のない時でしたが
こちらも必死で「何とか吸収してやろう」
とくらいついていたのを覚えてます。
(めんどくさいやつですよね…笑)
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そんななか、鍼灸の著名な先生が
一堂に会し、治療を見せて下さる
イベントに参加したんです。
どの先生も大勢のお弟子さんに囲まれ
オーラがすごかったです。
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そんな先生方の治療は
ぱっと脈を診て、鍼をすると
一瞬で治るみたいな感じで
ギャラリーも「おお~っ!」って
感動しているんです。
まるでマジックショーみたいに。
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でも、そんな中でただ一人
日本を代表するその先生だけは
大勢のギャラリーに囲まれる中で
いたって普通の穏やかな感じで
治療をされていました。
最初に患者役の人の脈をみるのですが
「あれっ、わかんないなぁ~」って
にこにこ首をかしげてるんです。
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ギャラリーも「えっ?」って驚いてます。
でもその先生は、笑顔のまま
患者さんの反応を丁寧に観察して
お話しして
ちょこっと鍼を打って
また観察してお話しして
と繰り返しているうちに
どんどん患者さんの表情が安心して
変わってくるんです!
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それは僕にとって衝撃でした。
治療家の先生というの人は
「間違えてはいけない」
「失敗は許されない」と
頑なに思い込んでいる中で
こんなやり方でもいいのか!って。
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何よりも、その先生の真摯で
自然でウソのないあり方に
心の底がホッと緩むのを感じました。
僕もこうありたい!と思いました。
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その後、ここでも何度も書いている
複雑系の学びをつうじて
この「小さなトライアル&エラー」
つまり「対話」こそが
変化するカラダと向き合う鍵なのだと
確信を持ったんです。
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それは変化するカラダも
畑も、波も、この社会も
人生を歩む時もまた同じなのだと。
いま取り組んでいる
東洋医学の本もそんな本です。
しっかり書き上げて
多くのみなさんに届くといいなぁ。
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● 解剖学オンライン講座 7月スタート
(録画視聴可 × 体感型 × 火曜夜 )
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この講座で伝えたいことも実は同じです。
機械のように 身体を操作するために
解剖学を使うのではなく
身体を感じ・言い分に耳を傾けるために
解剖学を活かそうよ!という講座です。
それを他者と行うのがセラピー
自分の身体で行うのがヨガだと思うから。
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僕の一丁目一番地として
自信を持ってお勧め出来る講座です。
劇団四季のライオンキング的なやつ(笑)
録画だけの視聴もOKです
ぜひチェックしてみて下さい。
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▼ サンプル動画1
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● 編集後記
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1週間前にお送りしたばかりですが
先日のメルマガとリンクしているので
また書いてみました。
ご意見ご感想頂けると嬉しいです!
そんなフィードバックループ=対話こそが
一番大切にしたいことだから。
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■本メールに関するお問い合わせ先
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Unplug-lab Japan 野見山 文宏&雅江
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