のみ友通信 106号「アップデートする仏教」

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★ のみ友通信 第106号 ★

 

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2021/9/10

 

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それをいつ読んだのか、誰の本だったか

どうしても思出せないのですが

 

「神話や物語はどうして生まれたの?」

 

という問いに対して

こんなことが書かれた本を読みました。

 

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それは天変地異とか病とか死とか・・・

 

昔の人たちは、生きている中で

どうしてもやりきれない

出来事に出会ったとき

 

それでも何とか生きていくために

そこに何らかの意味を見出すことで

折り合いをつけようとのです。

 

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~ どうして人は死んじゃうの?

~ なぜ戦はなくならないの?

~ 人は死んだらどうなるの?

 

決して答えの出ない問いだけど

そこに何らかの意味を求めたいのです。

 

生きるよすがとして。

 

神話や物語は、そんな中で生まれました。

 

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「そこに意味を見出すための物語」

 

僕は、その話にふれた時

深く心を揺さぶられました。

 

それは現代を生きる僕たちにこそ

大切なことではないかと!

 

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僕たちは現代科学のおかげで

冷静に事実を知ることが出来ます。

 

「心臓や呼吸が止まると人は死ぬのです」

 

確かに正しい。

 

でも、それでは折り合いのつかない

どうにもやりきれないものがある。

 

だからこそ、そこに何らかの

意味を見出したいのです。

 

意味などないのかも知れません。

でもそんなことはどうでもいいのです。

 

それが正しいとか間違いではなく

「うんうん、そうだよね、そうなんだよね!」

 

と、深い部分の隙間を癒し、前を向くための物語。

 

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東洋医学とは、そんな神話の中から

生まれたものです。

 

※黄帝・神農という神様からの教えが

もっとも古い古典とされています

 

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だとするなら、東洋医学の本来の役割は

 

現代医学の担う

 

科学的に正しい手法で

痛みを消す・症状を取り払うという

心身表面で起きる事への対応ではなく

 

(もちろんそれも大切だけど)

 

その手法では届かない世界を癒すこと。

 

もう一段奥底にある何かを埋める役割を

しっかり担うべきじゃないのか?

 

 

今日はそんなおはなし。

 

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● 目次

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・のみ’s Bar「アップデートする仏教」

・編集後記

 

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● のみ’s Bar

 

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僕が影響を受けた本の紹介コーナー。

 

今回は長らく読まず嫌いだった(笑)

藤田一照さんと、山下良道さんの

「アップデートする仏教」のご紹介です。

 

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まぁ、ラディカルな本です。

でも、ロジカルで冷静な本でもあります。

 

日本の仏教ってホントに役立ってんの?

伝えている人がホントに信じてるの?

 

って、仏教界相手に

喧嘩売ってるんですから!

 

でも強く共感しました。

 

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仏教に限らず、宗教というのは

生きている中でホントに困った時

藁をもすがりたい時

助けになってくれるもののはずです。

 

でも現代の日本の仏教は

ホントに助けになってるか?というと

残念ながら多くはNOだなぁと思います。

 

(そうでないのもあるだろうけど)

 

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僕は母が亡くなった時の

お葬式のことを今でも覚えています。

 

それはあまりにも突然の死で

深い悲しみの中のお葬式でした。

 

そこでお坊さんが話をしてくれるんです。

 

でもまるで心に響かない・・・。

 

目の前の僕たちに、まるで関係のない

「日々感謝して生きましょう!」的な話を

 

延々と、上から目線でしていて

ブチ切れそうになったのを思い出します。

 

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これ仏教界だけでなく

政治や医療や教育や一般企業を含め

みんな同じなんだろうなと思います。

 

組織というのは長く歴史を重ねると

何かが滞っちゃう。

 

東洋医学も全く同じ構造だなぁと

強く思いました。

 

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でも今、仏教界では

いろんな方が改革しようと

動きだしているのも感じます。

 

東洋医学の世界も変化を起こさなくちゃ!

 

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● 編集後記

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東洋医学アドバンス

「コンステレーション」は

 

まさに、そんな東洋医学に

新しい風を吹き込もうと

鼻息荒く企画したものです(笑)

 

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告知文に「なぜこの講座なのか?」を

書いていたら長くなり過ぎました。

 

きっと誰も読まないだろうけど(笑)

 

東洋医学アドバンス案内文

 

 

コンステレーションを読むこと。

 

その症状に何らかの意味を見出すこと。

 

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そんなことを通じて

症状の一段奥にある何かに働きかけ

変容を促すのが東洋医学の役割だと思っています。

 

 

バックナンバーはこちらです

 

 

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