プロセス指向心理学の提唱者であるA・ミンデルはMITで理論物理学を、ユングの下で心理学を学びました。
その著書「身体症状に宇宙の声を聴く」の中で、量子力学の視点を心理学に援用し、以下ような仮説について語っています。
「私たちが何かに注意を向ける場合、多くの人は自分の意思でそうしていると思っている。
しかし内省や瞑想の訓練を積めば、物事の方が最初に「あなたの肩を叩く」ことに気づくだろう。
その仮説が正しいか、妄想なのかは、科学的に決着がついている訳ではありません。
けれど、そのような視点に立つ時、病気や身体症状の意味は、大切なメッセージとして僕たちの日常や暮らしを健やかにする助けになるのではと思っています。