スピノザとデカルト

 

スピノザに初めて触れたのは安富歩さんの「合理的な神秘主義」という本でした。

 

スピノザを中心に、そこに流れ込む系譜・そこから広がる系譜について、縦横無尽に書かれています。その後NHKの100分de名著で國分さんが紹介されたのをみたり関心を深めていました。

 

昨日読んだのは同じ國分さんの「はじめてのスピノザ」

 

これがとてもわかりやすかった!

 

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なかでもデカルトと対比することで、よりその理解が深まることを実感しました。デカルトの真理はエビデンスに裏打ちされたものであるのに対し、スピノザの真理は少し違う。

 

詳しい説明は本文に譲りますが、これこそが僕が自然農や東洋医学やヨガで指針と考える「なんかいい感じ」なのだと思いました。

 

そして、そこに近づくための具体的な手法としてスピノザがいうのが「いろんな組み合わせを試しパワーUPするものを選択する」こと。

 

僕はそれを「ちいさなトライアル&エラー」とか「モゾモゾ」というコトバでお伝えしています。

 

※ こんまりさんの「ときめくかときめかないか?」に非常に近いです。

 

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同時に、この指摘が國分さんの凄い所だと思うのですが、単にスピノザ礼賛、デカルトはダメみたいな話ではなく、同時代に生きたデカルトとスピノザの親和性について語っているところです。

 

これ僕が「腰痛改善ヨガ」でやろうとしている「エビデンスと対話」その両方をどちらも大切にする、というありかたのように思います。

 

そんなこんなで自分の方向性や、やろうとしていることに「それでいんだよ!」とお墨付きをもらったようで嬉しい朝でした。