「いまの気温何℃ですか?」と訊かれたら、みなさんは温度計なしに答えられるでしょうか?
まぁ±5℃くらいの範囲なら、何となく答えられるけど、正確にはちょっと難しいですよね。
-----------------------------
でも、カラダは知ってるんです!(えっ!😲)
ご存じの通り、体温は外気温がどんなに変わろうと、±0.5℃くらいの範囲で正確に調節されています。
よく考えたらすごくないですか?100℃近いサウナに入っても、氷点下の寒さの中でも、ほぼ正確に調整されていること。
僕たちの与り知らぬところで!
-----------------------------
カラダは僕たちの知識以上のことを知っています。
それはただのファンタージーではなく、ポラニーの「暗黙知」・ベイトソンの「精神」・複雑系の「創発」など、様々な分野の学者たちが指摘していることです。
解剖学や脳科学の分野でも、わたしたちが自発的・突発的に行動してると思っている動きでさえ、脳は事前に準備をしている事実は、とても有名です。
-----------------------------
僕の講座の根底には、そんなカラダの智恵に対するレスペクトがあります。
例えば「ヨガで怪我をしないために」という目的に対して、解剖学を駆使してカラダを機械のようにコントロールするのではなく(想像してみて下さい、何とも窮屈な様子を!)
解剖学をカラダと対話するために活かすのです。解剖学という「カラダの地図」を片手に、カラダと対話するのです。
-----------------------------
伝わりづらいと思いますが、そんな双方向のやり取りを、自分の身体に対して行うのがヨガだし、他者との間で行うのがセラピーだと僕は思っています。
長文だし、多くの人にとっては関心の薄いことだと思いますが、そのようなことに興味を持っている方に向けて、僕は伝えたいし、一緒に学びたいと思っています。