ファシリテーションで大切なことの一つに「硬くて・柔らかな器」の準備があります。
それは巣穴や圧力釜や子宮のようなものです。
● 硬さ(男性性的なもの)
・外からの攻撃や・厳しい自然から守ってくれる頑丈さ
・その期間は密閉が保たれ、圧が逃げて生煮えにならないような圧力釜のようなホールド力
→ 時間やルール・安全性が守られる・守秘義務
● 柔らかさ(女性性的なもの)
・フカフカの土のようなスペース・空間・居心地の良さ
・柔らかな枯草の引かれた巣穴のようなぬくもり・寛容さ
→ 全面的に受け入れられている安心感・遊び心・血の通うこと
そんな矛盾を併せ持つ場を育むのが、ファシリテーションの最初に行う前提です。そこからがスタート。
そんな場を育むためには、自らの中の矛盾に気づき。受け入れている必要があります。
ヘルメスの杖を持つものとは、そういう人のこと。
ファシリテーターとはそういう人のこと。