生命は「カオスの縁」と呼ばれる、秩序と混沌の狭間に適応するように出来ています。ですから生命が健やかであるためには、両極のどちらでもなく、ゆらぎ、リズムを刻んでいる必要があるわけです。
「ギチギチとユルユルの狭間でモゾモゾする」
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例えば、心拍・歩行リズム・呼吸が、1/fゆらぎというリズムを刻んでいれば「私たちは健やかである」という指標でもあります。
同じ意味で、交感神経・副交感神経もどちらかワルモノで、どちらかだけが大切などということはありません。
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それは場という有機体においても同じです。インプットとアウトプットのバラスが取れている時(=場が呼吸しているかどうか?)が、場の健やかさの指標です。
このような視点は、20世紀後半から発達してきた非線形科学・複雑系科学によるものですが、それを2000年以上も前に提唱しているのが東洋医学の興味深い所です。