この季節、畑では草の勢いが強く、ちょっと気を抜くと草ボウボウになります…ヤレヤレ(笑)
その草を、やっかい者扱いするのではなく「どうしたら味方につけられるだろう?」と考えるのが、自然農のやりかたです。
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伸びてきた草の地上部分を刈り、それを野菜の根元に置くだけ。すると、その草が土を保湿し、泥ハネをによる病気を防ぎ、隠れ家が出来ることでミミズが増え、土を耕し、やがてその草は分解され土を肥やします。
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草と闘うのではなく、180度方向を変えて味方にしちゃうようなこと。それは場のファシリテーションや、東洋医学でも全く同じなんです。
トラブルメーカー、苦手なこと、禍、病気・・・そんなもろもろを排除するのではなく、少し調理したり、見方変えたり、方向を変えたりすることで、味方につけちゃう・・・なかなか難しいけど面白いです。
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画像はオオイヌノフグリによって、囲まれたニンニク。
ハコベやオオイヌノフグリのような、野菜を覆いつくすまでにならない優しい草は、そのまま共存させます。この畑は風が強いので、風で倒されるのを草が守ってくれるのです。
必要な介入はするけど、必要のない介入ならば出来るだけ省くのも自然農の流儀です。